2020年02月19日

【武井文庫より…最近読んだ一冊】

僕らの勤務する会社の創業理念は「世代を超えて継承できる組織を創る」です。これは流れる世の中でも決して変わらない創業者根本会長の強い思いの象徴です。お客様と会社も同じ時間軸の上で移り変わっていく中、人生を賭け創り上げた物を後任にどう繋ぐか、そして信頼関係をお客様の子供世代へどう上手く継続するか、その難易度を分かっているからこそ、この理念を掲げたようです。経営者の永遠の尽きない悩み…そんなこと…この本を読んで感じました。

20200220.jpg
ノート2(開)『世襲人事』…高杉 良さん
そんな我社も携わる生命保険業界の話ということで入手。実在するあの大手生保の話し。一見…会社を私物化する創業者。一見…親の傘の下で甘やかされるボンボン。世襲…なんか排他的で否定的なイメージで世襲することで腐敗する会社の話しとか思って読み出したけど…全くその逆。生保最大手の経営者が、世界を股に掛けるのバリバリの39歳商社マンの実の息子を、会社幹部、組合、マスコミ世間の大批判の逆風をはねのけ役員として迎え入れる話し。いわゆるヘッドハンティングの引き抜き。でもそれは…息子可愛さではなく、一人の男として息子が魅了的だったから。息子の力こそが会社や生保業界の将来に役立つと思ったから。そして息子は計り知れないプレッシャーの中、周囲を虜にしていくというサクセス実話。

肯定論、否定論がそれぞれありますが…僕は家の“しがらみ“がイヤで30年前に家を出た口ですから…説得力はありませんが…。
親からすれば家を守ること、子にアドバンテージを与えること。子からすれば親の期待に添うこと、家業を継ぐ覚悟と責任を持つこと…そしてその子も次の子(世代)に引き継ぐ使命を持つこと。と…考えると決して“世襲“はタブーではないなと思います。
結論は世襲を受ける方の器の大きさ次第だと感じました。

《取締役:武井将夫》
posted by koshi at 00:00| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: